2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

たべるトンちゃん

たべもの をたべられる とき がいちばんすきだ 刷印日二十月二十年二十和昭行発日五十二月二十年二十和昭 (銭二十料送) 銭十八金 価定 よるひるプロ刊 平成十七年十月二十五日 「あ け て ご ら ん」戦前の日本人たちが読んだ4コママンガが復刊されました。…

ねこのシジミ

ぼくはねこです。なまえはシジミ。フジミ、フジオ、フジサキさん! ショウちゃんが拾ってきた捨て猫が家にやって来ました。台所のすみで丸くなって眠っていた時の体の模様がシジミに似ているから「シジミ」という名前になりました。たれ目で、目ヤニが出て汚…

かみのけちょっきん

じょきじょき、しゃきしゃき、ちょきちょき、ちょっきん。みんなでてるてる坊主になりましょう。 「じょきじょき、しゃきしゃき、ちょきちょき、ちょっきん」とリズミカルに髪を切るハサミの音が、楽しく心地いい。18年前に「こどものとも」としてペーパーバ…

あたしの一生

猫のダルシーの物語けっきょくのところもんだいなのは愛ということ 全編「あたし」という一人称で語られる、猫の物語。ダルシーの飼い主である人間は「あたしの人間」。猫と人間がお互いを見初め、出会う。そして、17才4ヶ月と1日の最後の日、お別れを言うま…

火星の人類学者

脳神経科医と7人の奇妙な患者ノンフィクション、医学エッセイ トゥレット症候群、自閉症、健忘症、全色盲、など、脳に何らかの障害を持っている7人の患者の本当の話。症例の研究対象としての患者を超え、その一人一人の人生をも見つめる著者の暖かいまなざし…

やまのディスコ

インパクトのある、うまの絵本。 この本はスズキコージさんの本で好きなものの、ベスト5には入ります。私は小学校などの読み聞かせによく持って行きます。3、4年生のクラスに行って 「しろうまのみねこさんは、このあたりのやまではいちばんのおしゃれです」…

おふとんの くにの こびとたち

おふとんのひみつはお熱のあるこどもにしか見えないのです。 私はこどもの頃、からだが弱くよく寝ているこどもでした。信じられない!と、みんなに言われます。(本当です!)小学校3年生ぐらいまで度々学校も休んでいました。熱を出して一人で布団に寝ている…

文体練習

No.73 女子高生。 あのおぉ、この本はぁ、まぢ面白いってゆうかぁ、 鬼ヤバイ! だからぁ、読んでってばぁぁぁぁぁぁぁ。 ある日バスの中で起こったつまらない喧嘩の顛末と、 その張本人を後でたまたま見掛けただけの 取り立てて面白くもなんともない状況を…

プラネタリウムのふたご

星の見えない町のプラネタリウムで、 泣き男に育てられた銀髪の双子テンペルとタットル。 鏡に映したようにそっくりな二人は、 同じ明け暮れの間に6回ずつ、日の出と日没を見て育った。 ふたごのテンペルとタットルは4歳で、プラネタリウムの入場券のもぎり…

どうぶつ友情辞典

人は成長するにしたがい、 「ヒト」「ひと」「人」となるそうな。 北海道の旭山動物園の飼育係を25年余り勤めた、 という変わった経歴の絵本作家、あべ弘士さんのエッセィ。 日々、間近に動物たちを見て過ごして来たあべさんの描く動物は、 どれも、正確に特…

日のあたる白い壁

美術館は物語として認識されるべきだ。それは、だれもがアリスになれる場所だから。 江國香織の好きな絵画24点が、江國風タイトル付きで紹介されています。江國さんはどうしてこんなに一行の中に思いが込められるのだろう・・・いつも、ただただうっとりとし…

ぶたのたね

実りの秋には、豚も実る。あれっ、豚って哺乳類じゃなくて、植物だった? おおかみの大好物は、 むかしから豚と決まっているようです。 でも、このおおかみときたら 生まれてこのかた、一度も豚を食べたことがないんだって。 それは、豚よりも走るのが遅いか…

ちへいせんのみえるところ

でました! ………。 でました。 でました。 でました。 でました。 でました。 ………。 でました。 でました。 でました。 でました。 でました。 でました。 でました。 ………。 出るわ、出るわ、あんなものやこんなもの。だからどうなの?なんて野暮なことは聞か…

だってだってのおばあさん

98才のおばあさんにはできなくて、5才のおはあさんにできることって、なあに? 小さな一軒家におばあさんと、 さかなつりが好きな元気な男の子のねこが住んでいました。 ねこがさかなつりに誘ってもおばあさんは 「だって、98才ですもの」 といって断ります…

おんなのことば

自分の感受性くらい自分で守ればかものよ 「自分で守れ」 と言われて、はっとしました。毎日が忙しいと、自分の苛立ちを回りのせいにしてしまいがちな私。でも、 「なにもかも下手だったのはわたくし」 そう、その通りでした。ありがとう、茨木のり子さん。 …

コップちゃん、 スプーンさん、 くつしたくん。

みんな、本当はとってもおてんばなの きいろいくつしたくんとあかいくつしたくんが遊びます。ブランコしたり、シーソーしたり、ジャングルジムだって登っちゃう!遊んだ後は、うさぎさんのくつしたになっちゃった。どう、似合うかな? スプーンさんだって元…

ルチアさん

「ここ」に根をおろすことができるのは、行ったことも、見たこともない「どこか」を自分の内に持っているから。そこは、遠くてきらきら輝いている。 ずいぶん昔、《たそがれ屋敷》に奥様と二人の娘と二人のお手伝いさんが暮らしていました。ある日やって来た…

ちょろりんのすてきなセーター

ニットの季節になりました。 そろそろ、毛糸を買いに行こうかな… トカゲのちょろりんは、町で虹色の素適なセーターを見つけます。ショーウィンドウにあるそのセーターがすっかり気に入ってしまいました。でも、お父さんもお母さんも「子どもは飛び跳ねていれ…

職業外伝

職業にも「絶滅危惧種」というのがあるらしい… ◎あめざいくし◎ぞっきょくし◎せんとうえし◎へびや◎がいとうかみしばいし◎やしゅうましかみすきにん◎ほうかん◎ほりし◎のうしょうぞくし◎せきてい◎みせものし◎しんけんし ひらがなで書くとますます、何の職業かわ…

ままです すきです すてきです

不思議の国で、しりとりしよう。 猫のケリィもオススメだよ。 たぬき、きつね、ねこ、こあら、らくだ、だちょう。 ちょうちょ、ちょんまげ、げた、たけうま、まり、りんご。 ごじら、らっぱ、ぱんつ、つなひき、きのこ、こども。 もり、りす、すいか、かに、…

おいしい暮らしのめっけもん

自分の流儀で、豊かに暮らす。 一人暮しでも、家族と一緒でも、自分の暮らしが好きになる。 日本経済新聞、土曜日夕刊紙上の人気コラム「テーブルの顔」を抜粋し、再編成した本。まず、装丁とタイトルを見ただけで一目惚れしてしまいました。家族が集まる食…

ぼくのキュートナ

はいけい 荒井良二さま リンドグレーン賞受賞おめでとうございます。 そして、再版おめでとうございます。 大切な人のことを考える、幸せな時間がありますか? 自転車に乗って通学している時、 頬にあたる風に、ふと大切な人のことを思い優しい気持ちになる…

鬼の橋

大切なものは、橋の向こう側にある 今日は近くの図書館に、児童文学作家の伊藤遊さんが来ました。 もちろん、お話を伺いに出掛けて行きました。 京都で生まれた伊藤さんは、幼い頃書店をやっていた母親の実家で暮していたそうです。 商売をしていた事もあっ…

ボタンの本

ひとつのボタンに、ひとつの物語。 この間、いしいしんじさんの講演を聞きに行きました。 その時、アメリカのマーブルヘッドという所にある、 アンティークのボタン屋さんの話しを聞きました。 何万個もあるボタンが全部ひとつ、ひとつ袋に入っていて さらに…

わにわにのおふろ

わにわにも、わたしも、おふろが大好き! わにわにがお風呂に入ってきました。 きゅるり きゅるり きゅるり じゃば じゃば じゃば ぽくん ぽくん ぽくん 「よし よし よし」 ずる ずり ずる ずりじょろろーん!ぷー ぷー、うり うり、オーイェー…………… わにわ…

今日はなぞなぞの日

悩む悦び、ハマる楽しさ! なぞなぞ? だじゃれ? オヤジギャグ? 分からないのは悔しい! でも、答えを知ったとたんに吹き出してしまいます。 けっして、通勤電車の中では読まないように! 回りから怪しまれます。 「今日はなぞなぞの日」 フジモトマサル/…

丘の上の人殺しの家

なんだか、こわ〜いタイトルだよね… 丘の上に住んでいる ピーポデー、チーポデー、キーポデーの三兄弟の稼業は「人殺し」です。 でも、一度もお客が来た事がありません。 三人の悩みは、お客が来ないこと。 営業会議を開き、「殺しのメニュー」を増やしたり…

たのしいふゆごもり

もうすぐ、冬がやってくる… 今日はふゆごもりの準備をするくまの親子のおはなし。 ページを開くと冬を迎える前の山の木々のやさしい色に見とれてしまいます。 雪の降り始めるほんの少し前の朝、お母さんとこぐまは自然の恵みの収穫に出かけます。 行く先々で…

わたしはとべる

アメリカの古典絵本。秋晴れの朝の空をバックに。 天高く、○○肥ゆる秋。 秋の青く晴れ渡った空を見ているとなんだか飛びたくなりませんか? バックの空の青がとんでしまって残念な画像になってしまいました。 ごめんなさい。 とにかく、絵がいい!表紙の少女…

携帯お試し

携帯から更新できたでしょうか?これは、私が作ったウォルドルフ人形のアンナちゃんです。