おふとんの くにの こびとたち
おふとんのひみつは
私はこどもの頃、からだが弱くよく寝ているこどもでした。
信じられない!と、みんなに言われます。(本当です!)
小学校3年生ぐらいまで度々学校も休んでいました。
熱を出して一人で布団に寝ていると、天井のシミが何かの形に見えたり、
うとうとして、夢なのか現実なのかわからない気がする事がよくありました。
そんな時は、浅い眠りの中で絶えず夢を見ていたような気がします。
この絵本は、そんな夢うつつの時のお話。
熱を出して、一日中寝ていなければならないひさこちゃん。
つまんないなぁ…と思っていると、掛け布団のあちこちに山ができて、
そのうちに雪も降り出し、掛け布団の上は一面の銀世界。
いつの間にかこびとたちまで出て来て、パーティーを始めた様子。
こびとたちはひさこちゃんにはわからない言葉で、なにやら相談しています。
相談がまとまったらしく、
掛け布団の上を歩いてどんどんひさこちゃんの目の前に迫って来ます。
いったい何が始まるのでしょう?
ドキドキする気持ちを押さえて、ひさこちやんはじっとしています。
たくさんのこびとたちが丁寧に描き込まれて、
一人一人のこびとを観るだけでも楽しい。
ほとんど、「こびと語」?でお話が進んでいきます。
でもなんとなく意味が想像できるから楽しい。
今年はインフルエンザが流行るらしいけど、
こんな事があれば寝込んでもいいかも…。
いやいや、健康第一ですね。
「おふとんのくにのこびとたち」
おち のりこ/作
でくね いく/絵
☆最近、出久根育さんの絵が気に入っています。
私が熱を出したら、