職業外伝

職業にも「絶滅危惧種」というのがあるらしい…

◎あめざいくし

◎ぞっきょくし

◎せんとうえし

◎へびや

◎がいとうかみしばいし

◎やしゅうましかみすきにん

◎ほうかん

◎ほりし

◎のうしょうぞくし

◎せきてい

◎みせものし

◎しんけんし



ひらがなで書くとますます、何の職業かわからなくなります。

このような仕事をしている人たちの姿を、間近に見たことがありますか?


その道の達人と言われている人たちの人生と技が綴られています。


飴細工師/坂入尚文

東京芸術大学彫刻科、四年中退。さまざまな職業を経て、四十歳にして飴細工師にたどり着く。

テキ屋として日本全国を旅する毎日…後略。

と、本人の略歴から入り、その職業と人について詳細にレポートされています。

どの職業も、どの人も興味深い。


「天職」とは地位や金や名誉とかそんな次元の問題でなく、

「神様から呼び掛けられて、どうしても断れなくて、その職に就いた」

ぐらいの深い意味があるのではないだろうか。と著者は言っています。

本当にそうなんだと、実感できる本です。

それぞれの項に、「なりたい人へのアドバイス」が記されていて、これがなかなかユニークなのです。



「職業外伝」

 秋山真志/著



「へびや」って、なに屋?