ふゆねこさん


なぜか我が家のねこさんたちは、
二匹とも本を枕に熟睡(爆睡)します。
そういえばこの猫、ふゆねこさんだったなぁ。



子どもって、猫とか犬とかが好きな子が多い。
捨て猫とか、野良猫とかほって置けない。
(子どもの頃、拾って帰って叱られました)
でも、当のねこさんはどうなんだろう?



雪が降りはじめた野原に灰色の猫が一匹。
猫は子どもたちの遊んでいるのを、
付かず離れず見ています。


一緒に遊びたいのでしょうか?
でも誰かが近づくと
猫はさっと、逃げてしまいます。


用心深いと言ったらありません。
でもね。両者の距離は少しずつ縮まって、
1番寒い日がやってきたある日。


ふゆねこさんは、○○ねこさんになりました。


とさ。



『ふゆねこさん』


ハワード・ノッツ/作・絵
まつおかきょうこ/訳
偕成社 1200円(本体)