とんぼの目玉
とんぼのめがねはみずいろめがね〜
あ〜おいおそらをとんだから〜
と〜んだか〜ら〜♪
ではなくて。
北原白秋の童謡「とんぼの目玉」より
つけられた本のタイトル。
(略)
地球儀の目玉、
忙しな目玉、
目玉の中に
小人が住んで、
てんでんに虫眼鏡で、あっちこっち覗く。
上向いちゃピカピカピカ。
下向いちゃピカピカピカ。
クルクル廻しちゃピカピカピカ。
「言葉というのは『言』の『葉っぱ』」
ひらひらしたり、きらきらしたり。
色も形も様々な葉っぱだとしたら、
言葉は掴みきれない生き物のよう。
自らを『「言葉」を喰って生きる奇獣の生まれ変わり』
と言う長谷川摂子さんの「言葉」に思いを馳せたエッセイ。
「言の葉紀行」の副題に活字中毒者の私は読まずにはいられない。
― 言の葉紀行 ―
「とんぼの目玉」
長谷川摂子/著
未來社 1700円(本体)
長谷川摂子さんが文を書き、降矢ななさんが絵をつけた絵本。
どれも好きなものが多い。
家庭文庫、学習塾(進学指導に熱を上げない)の手伝い。
創作活動、主婦・・・そんな日常の中にある「言の葉紀行」。
読みたい本がさらに増えて困る。。。