つきにでかけたおんなのこ


お月様の絵本って、
とってもたくさんあります。
今夜は中秋の名月ですね。



いつもぼんやりしている女の子は、家族から
「またぼんやりして!おつきさまにでもいってるの?」
と、からかわれます。


ぼんやりしてる→月に行ってる。
そういう言い方って面白いなあ・・・。
フランスではそんな風に言うんだろうか?


で、いつもいつもみんなに言われ続けていたので、
女の子はすっかりむくれて、
本当に月に出かけて行くことにしました。


まず始めに、満月の晩に身の回りの荷物を月に投げます。
そして、その次の満月に自分がはしごを掛けて月に。
今日から月が女の子の家です。


女の子がいない事に気付いた、お父さんお母さん、
そしてお姉さんのマリオンや弟のジャーノ。
みんなで引き留めますが、女の子はどんどん遠くに行ってしまい
ついに、見えなくなってしまいます。


さあ、女の子は月でどんな風に過ごすのでしょう?
寂しくないのかなぁ・・・


「つきにでかけたおんなのこ」


ジェラール・フランカン/作
ほりえとしゆき/訳
フレーベル館    1300円(本体)