Pooka+
酒井駒子さんは、デビューして10年。
ずいぶん、貫禄?(作品に)があるなぁ。
って、思います。
Pooka+。酒井駒子特集。
とにかく、いつも気になる作家です。
なぜかなぁ。
酒井駒子の絵って、
静かなのに、すごくはっきり自己主張している。
そんな感じがします。
子どもを描いた絵の
頬のふくらみや口元を見ると、
どこか、いわさきちひろの絵を思い出す。
でも、やっぱりかなり違う。
うつむき加減だったり、目を閉じていたり。
ほとんど表情がない顔立ちなのに、見る側になにかを訴えてくる。
とっても、惹きつけられます。
この人って、どんな人なんだろう?
どうして絵本作家になったんだろう?
どんなところで絵を描いているんだろう?
なんていう、ミーハー的な興味もあります。
そんな私にぴったりの本でした。
酒井駒子の好きな本や、お気に入りのぬいぐるみたち。
2匹の飼い猫も登場します。
各章の10個の言葉も、とっても酒井駒子的。
書き下ろしの作品も載っています。
この本の内容は私だけの秘密にしちゃおうっと・・・・。
(読んだ人はみんな知ってるけどね)
「Pooka+」
―酒井駒子 小さな世界―
Gakken 1400円(本体)