スイミー


レオ・レオニの絵本の中でもかなり名の知れた「スイミー」。
教科書にも載ったりしたよね。
ところで、下の絵↓何に見えますか?



kyklosさんから、こんな質問のコメントを頂きました。

今日絵本「スイミー」が好きという子どものお母さんが、
「これウナギって書いてあるんですけど、ウナギですかね〜」と、
挿絵を見る限りでは、どうもウツボのようです。
が、しかし、訳は谷川俊太郎様、では、やはりウナギか・・・
疑問がグルグルと渦を巻いています。



なるほど。
これは、すっきり気持ちよく解決したいですね。っと、
早速、好学社に電話で問い合わせてみました〜(^^)/


結論から言うと、「これはうなぎ」です。
原書の単語も確かに「うなぎ」となっているそうです。
レオ・レオニさんは間違いなくうなぎを描いたとのこと。
まぁ、かなり「うつぼ」に似ていますけれどね。
海で長い魚・・・という事でよけいに「うつぼ」見えちゃうんですね。


でもね、うなぎは海にも住んでいるんですって。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%8E


この本が出版された当時は、
同じ質問がかなりの数、好学社に寄せられたそうです。
みんな、疑問に思うことは同じなんですね。


ついでに、もう一つ。おまけ。



もう一つ、多く寄せられる質問にこの↑「いせえび」の事があるそうです。


質問は「これはロブスターではないのか?」


そうですね。
これは確かにロブスターなんだそうです。
でも、ロブスターもいせえびも同じ仲間。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC


この絵本が翻訳された1969年当時、
まだ「ロブスター」という言い方は無かったようです。
なので、一般的に「いせえび」という認識で間違いはなかったそうです。


もしも、今、この絵本を翻訳したら谷川俊太郎さんは
「ロブスター」と訳したかもしれません。
つまり、50年近くも愛され続けているロングセラーの絵本の証拠ですね。
好学社の担当者様(お名前を伺うの忘れました)親切に対応して下さりありがとうございます。
感謝! m(__)m


kyklosさんのおかげで、私もすっきりしました。
どうもありがとうございます。
お友達にもお知らせしてあげてくださね。


よかったら「pata-ponの日記」もね〜♪