ねえとうさん


「とうさんのこどもでうれしいよ。」
なんて我が子に言われたら、
もう、とうさんは嬉しすぎてデレデレ?



朝ご飯のホットケーキを食べるとき
「ぼく6まいね」とおねだりするこぐま。
「だめだめ3まいね」とたしなめるかあさん。


とうさんが家に帰ってきた。
こぐまととうさんはお散歩。
「ねえとうさん、てをつないでもいい?」
「よしよし」
「ねえとうさん、かたぐるましてくれる?」
「よしよし」
「ねえとうさん、およいでくれる?」
「よしよし」
「ねえとうさん、・・・」「よしよし」
楽しい1日は続いていきます。


そして、こぐまがいいます。
「ねえとうさん、ぼく、とうさんのこどもでうれしいよ。すごくとうさんらしいもの。」
さて、とうさんぐまはなんと答えたのでしょうね。


それは、読んでのお楽しみ〜。


翌朝、ホットケーキを食べる時、こぐまはかあさんに言います。
「ぼく、3まいね。」
「あら」とかあさん。
とうさんのお皿には・・・


6枚のホットケーキですね。


「ねえ  とうさん」


佐野洋子/作
小学館   1400円(本体)



子どもが憧れる、そんなとうさんっていいなぁ・・・・