マキの廃墟伝説
ホーンテッド・シティー物語
夏!
夏といえば、お決まりは…
怪談ですよね〜。
子ども読み物の名手、山中恒の新刊が出ました!
さすがです。一気に読み終わってしまいました。
小学5年生の北村マキは、
夏休みに入ってすぐに交通事故に遭ってしまう。
そして、意識不明のまま一週間が過ぎた。
入院中にマキは姉のミヒロにむかって
「白壁病院の廃墟伝説」
について詳しく語ったという。
しかし、マキはまったく覚えていない。
ミステリー好きのミヒロはマキに向かって
「もしかしたら、ホンテッド・シティーに行っていたんじゃないの」
といって、一冊の本をマキの元に置いていった。
ホーンテッド・シティーとは、死者があの世に旅立つ前に立ち寄る町。
ミヒロが部屋から立ち去ると入れ替わりに
村井京子(何十年も前に死んだ看護師)がマキの隣に現れる。
村井はマキがホーンテッド・シティーの「特別自由市民」に登録された事を告げる。
あちらの世界と現実の世界を行き来しながら、
ホーンテッド・シティーの市長から依頼を受けて
数々の事件(謎)を解決していくマキが大活躍する物語。
「マキの廃墟伝説」
ホーンテッド・シティー物語
山中恒/作
スカイエマ/絵
理論社 1200円 2007年6月発行