月光を浴びながら暮らすこと


都会にいると気がつきませんが、
月って以外と明るいんです。
月明かりの中に佇んでいると、
すごく心が落ち着きます。



この本を書いた宮迫千鶴さんと私は、10歳の歳の差があります。
“10年一昔”といいますから、私はちょうど一区切り後を生きている感じです。


宮迫さんが都会から田舎(伊豆高原)に引越し、
自然の中で暮らし始めた40代のあれこれを記した、
「月刊くれえばん」(1995年8月〜2000年12月)の連載を中心に
70編以上のエッセイが収録されています。


「見える旅」や「見えない旅」のこと。
40代という新しい扉を開けて出会ったもの。
心のこと、体のこと、自然のこと、読んだ本のこと。


宮迫さんのエッセイは私に人生の方向性を示してくれます。
宮迫さん、そろそろ50代のあれこれも本にし始めてください。
よろしくお願いいたします。



「月光を浴びながら暮らすこと」


宮迫千鶴/著
毎日新聞社 1800円(本体)