ハーニャの庭で
たまには自分の家の庭を
隅々まで、ゆっくり、じっくり、ながめてみよう。
そんな気にさせてくれる絵本です。
山の途中にある小さな家に、
ねこのハーニャは住んでいます。
小さな家の庭は四季折々に姿を変えます。
冬、春、夏、秋、そしてまた冬。
そこにはいろいろな、お客さまもやって来ます。
いのししの親子だったり、のうさぎだったり、
おとなりのおばさんも、いぬたちもやって来ます。
渡り鳥、蛙、蝶々、虫、草花の種・・・・。
それから、まよいねこもやって来ます。
うっかりすると見落としてしまうような
小さな生き物たちもたくさん棲んでいます。
優しい色使いで描かれた、ハーニャの庭の四季。
1月、2月、3月・・・・・
雪に覆われたり、花が咲き乱れたり、
雨に霞んだり・・・・
繰り返される四季の豊かさを感じさせてくれます。
「ハーニャの庭で」