ダスティン・ホフマン


うっかり、夜更かしして
テレビっ子(死語?)
しちゃいました。



ダスティン・ホフマン自らを語る』


昨夜、寝ようと思っていた時に、テレビのチャンネルを変えたら、
BS2にダスティン・ホフマンが出ていた!
ダスティン・ホフマンは外国の俳優で好きな俳優の一人。


演劇を学ぶ学生たちへ向けてのトークショー
68歳の名優が熱く、熱く、時に涙すら浮かべ、
自らの生い立ちから、演劇との出会い、
さらに「演じる」という事について語る。


「卒業」
「真夜中のカウボーイ」
「レニーブルース」
大統領の陰謀
「マラソンマン」
クレイマー、クレイマー
トッツィー
セールスマンの死
レインマン」(出たっ!)
噂の真相/ワグザドック」
「ミートザペアレンツ」
「パフューム」(公開中かな?)
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」(番組収録当時撮影中)


彼が出演した全ての映画について語り、
名シーンが紹介される。


なんて、贅沢な番組なんだろう。
深夜に時の経つのも忘れて全編観てしまいました。
でも、観てよかった。


番組最後の恒例(らしい)の10の質問。


1)好きな言葉は?
[ザガ](ダスティン語、意味不明)
2)嫌いな言葉は?
[もし〜するなら…](相手を傷つけるから)
3)興奮する時は?
[笑い転げる人を見た時]
4)滅入る時は?
[子どもを乱暴に引っ張る人を見た時]
5)好きな音は?
[大勢の笑い声]
6)嫌いな音は?
[黙れっ!という意味を含む音]
7)悪態は?
[ピー…]
8)就いてみたい職業は?
[音楽家
9)就きたくない職業は?
[ハンター]
10)天国に行った時に神様にかけて貰いたい言葉は?
ユダヤ人には見えないな]


番組内で語った俳優としての彼の名言。
『演じる事は、自ら触れたくない自分の中に潜む悪魔に触れるようなものだ』


そして、最後に学生たちからの質問に丁寧に熱く答える。
その質問に答える際に、彼が若者たちに贈った言葉に思わず、涙。


「焦ることはない。
未来がわからないという事は、
最高に幸せな事だ!」


こんな風に背中を押してくれる先輩がいるなんて、素晴らしいなあ…。
目先の安定ばかりが気になって、
ついつい口うるさくしてしまうばかりな大人への
痛烈な批判が込められたダスティン・ホフマンの言葉を聞いて、
ちょっと反省し、若者の背中を上手に押してあげられる
そんな大人になりたいと思いました。



ますます、ダスティン・ホフマンが大好きになりました。



この「レインマン」の映画の中で、
ダスティン・ホフマンは、高機能自閉症(サバン)という障がいを持った役を演じています。
この時の役作りや、撮影秘話は私にとっては、
とても興味深いものでした。