虹色天気雨

人生って人それぞれ。
晴れの日もあれば、雨の日もある。
雨の後には虹も出る。

幼なじみのともだち。
学生時代のともだち。
社会人になってからのともだち。
共通するともだちが何人いますか?


市子が早朝に幼なじみのともだち奈津の子ども、
美月をあずかるところから話が始まる。
夫の失踪、というインパクトのある出来事から始まるけれど、
物語は思ったよりも淡々と進んでいく。


幼なじみの市子、奈津、まりと、
その三人を取り巻く人たちの物語。
「友情物語」なんだと思うけれど、べたべたしていない。
さらっとしているけれど、暖かい。
寄りかからずに支え合う感じ。


この三人の年齢って何歳ぐらいかなぁ…
35〜40歳ぐらい?
そのくらいの年齢になると、
色々な事を自分の力で乗り越えられるようになる?
友情の形は年齢と共に変わる?



「虹色天気雨」


大島真寿美/著
小学館 1300円



日々いろんな事があっても、
時間は止まることなく流れていきます。
過ぎてしまった事を嘆いても、
それは、詮無いこと…