笑いを売った少年


人が幸せになるために必要なものは
何だと思いますか?



ティムは3歳の時に、陽気で優しい母親と死に別れ、
その後、父親が迎えた継母や意地悪な兄さんとの日々が始まります。


ティムは誰でも幸せにしてしまうとびっきりの笑顔を持っています。
しかし、辛い日々の中で彼の笑顔はだんだんに見られなくなって・・・
たった一人、大好きな父親まで12歳の時に亡くし、
ティムはその笑顔を忘れてしまいそうになります。


ティムは父親の葬儀の日に、謎の紳士と出会い
「どんな賭けにも勝てる力」と引き換えに、
「とびきりの笑い」を売ってしまいます。


そして、ティムはその力で莫大な財産を手に入れます。
果たして、ティムは幸せになれるのでしょうか?



「笑いを売った少年」


ジェイムス・クリュス/著
森川弘子/訳・解説
未知谷   2500円(本体)



何年か前に読んだ本ですが、
ふと、思い出しブログに書いてみました。


「笑うことができないけれど、大金持ち」な人生と、
「貧乏だけど、笑いが絶えない」人生。
どちらを選びますか?


読みごたえのある文章量だけど、一気に読めてしまいます。