今日は死ぬのにもってこいの日


死ぬのにもってこいの日…
それって、どんな日?



一冊全部が一つの詩とも読めるが、
1ページ、1ページが一つの詩でもある。


わかりやすいが、難解。
難解だけど、感じることができる。


インディアンの古老の言葉を記した本。


母は大地。
父は太陽。
祖父は創造主。
兄弟は獣や樹木。
姉妹は羽根のある生き物。わたしたちは、大地の子


そしてみんな同じ空気を一緒に吸っている。
獣も、樹木も、鳥も、人も。


自分たちのルーツにしっかりと確信を持ち、
「変わらない」ことを自ら選んで生きる、
ネイティブアメリカンの哲学。


自然と共感しながら生きる彼らの生き方に、
本当に共感できたら地球の未来は明るくなると思う。


大地と太陽に感謝しながら、繰り返し読みたい。



「今日は死ぬのにもってこいの日」


ナンシー・ウッド/著
フランク・ハウエル/画
金関寿夫/訳
めるくまーる   1700円



巻末には、原文が全て集録されています。