紙しばい屋さん


空き地や神社の境内などでやっていた、紙しばい。
実際に見たことありますか?
私、あるんです。



アメリカ在住の著者が描いた、ある紙しばい屋さんの物語。


私は田舎育ちだからか、それとも相当な年なのかは
どうでもいいことですが、
小さい頃、兄に手を引かれて紙しばいをよく見に行きました。


と、言っても・・・・
神社の社務所に管理人として間借りしていた頃の事なので、
自分の家の庭で見ているような気楽さ。
でも、引っ込み思案だった私は(そのうえ病弱だった)
いつも兄の手を握って見ていたように思います。


黄金バット」が恐かった・・・
ぐらいしかお話は覚えていません(情けない)
覚えているのは、割り箸に巻きつけてくれる水あめ。
型抜きのおせんべい。
なんだか派手な色のビニールの筒に入った、ラムネ???



子ども時代の6年間を横浜で過ごしたアメリカ人の著者の
その頃の唯一の楽しみだった、紙しばい。
今年70歳のアレン・セイが長年あたためてきた、
ある紙しばい屋さんのはなし。


時代とともになくなっていくもの。
新しく生まれるもの。
時代を超えて再び生まれ変わるもの。


変わるものもあれば、
変わらないものもある。


残ってほしいものは何ですか?


「紙しばい屋さん」


アレン・セイ/著
ほるぷ出版   1500円  2007年3月20日初版発行



もう一度、紙しばい見たいなぁ。。。

私が見た、紙しばいのおじさんが持って来たお菓子も、
おじさんの奥さんが作っていたのかなぁ・・・。