スウィート・メモリーズ
「美しいすてきな思い出」
そろそろ、
思い出にひたることができる年頃かなぁ…
懐かしい〜 痛みだわ〜
ずぅっと前に〜 忘れていた〜
でもあなたを見た時
時間だ〜け あと戻りしたの
〜 中 略 〜
失った〜 夢だけが〜 美しく見えるのはなぜかしらぁ
過ぎ去った〜 思い出も今はぁ〜
あま〜い 記憶 スイートメモリーズ
と、これは(長過ぎ)松田聖子ちゃん♪
確かこんな歌詞だったよね。
さて、メモリーです。
「思い出」とお似合いなものって何だろう?
思い出の…
洋服、料理、本、場所、音楽、歌…案外なんでもお似合いだわねぇ。
でも、やっぱりこれだと思います!
「思い出のアルバム」写真じゃないでしょうか?
どう?お似合いかしら…
ひとりっ子で、引っ込み思案な子どもシェルビー。
そのシェルビーのおばあちゃんが倒れた。
一人暮しのおばあちゃんのお世話のために
楽しみにしていた誕生日会を中止にして、
母親と出掛けなければならなくなってしまったシェルビー。
不満だらけのシェルビーは、
つい病気のおばあちゃんにその不満をぶつけてしまう。
そして、おばあちゃんの家で迎えた誕生日。
おばあちゃんからのプレゼントは
古い、旧式のカメラ。
こんなものもらってもちっとも嬉しくない!
シェルビーの不満はますますつのるばかり・・・
二人の仲はすっかり険悪になってしまいます。
そんな時におばあちゃんが見せてくれた、古いアルバム。
1冊のアルバムがきっかけで、
シェルビーの心がほぐれていきます。
訳者の金原瑞人さんの「あとがき」によりますと、
「どう書いたって、この本のすばらしいところを説明できそうにないから」
と、いうことなのでもうこれ以上書くことはありません。
かな?
この本を読んで、あなたの“光”を灯してください。
「スウィート・メモリーズ」
ナタリー・キンシー=ワーノック/作
金原瑞人/訳
ささめやゆき/絵
金の星社 1200円
「pata-ponのアドベントカレンダー」
12月20日(水曜日)