暖炉の火のそばで


憧れの女性の一人です。
こんな風に暮らしたい・・・・とは思うだけ。
きっと、私には無理。
でも、やっぱり憧れてしまいます。



何年か前に、ターシャ・テューダー展を見ました。
レースの刺繍のブラウス。
ススキの穂で作ったハリネズミ
キルト作品。
ぬいぐるみ。
ニット。
手作りのための道具たち。
どれも、これもため息がでるほどきれいで繊細。


手作りはけっこう好きなので、
一つ、一つどうやって作ってあるのか興味津々。
手に取って触ってみたい衝動にかられること度々でした。


いつも手を休めることなく動かして、
何かを作りだしているターシャ。
生きていくこと、生活していくこと、ものを作り出すこと、
すべてに勤勉なターシャ・テューダー


植物を育て、収穫し、調理、保存すること。
羊毛を紡ぎ、染色し、織り、仕立てること。
動物を飼い、乳を絞り、チーズやヨーグルトを作ること。
ターシャの手はまるで、魔法の手のようだ。
本来は人にとって不可欠な技術のはずなのに、
世の中が便利になった分、人の手先の器用さは失われたのかもしれない。


生活必需品とはいえ、そこに美しさも同居している。
花を植えるのは、絵を描くため。
あぁ、なんてすてき!
やっぱり憧れてしまうなぁ。


純日本家屋に住んでいる私としましては
もちろん、暖炉なんてありませんが、
年末のこの時期、せめて炬燵に入って、編物なんかしたいなぁ。
う〜ん、志が低すぎるねぇ。



ターシャ・テューダー手作りの世界
「暖炉の火のそばで」


リチャード・W・ブラウン/写真
トーバ・マーティン/文
食野雅子/訳
メディアファクトリー   3495円(本体)



あこがれます・・・。



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12月11日(月曜日)