柿の木


最近、あまり柿の木を見ない。
昔に比べて、柿を食べなくなった?



身近な果物をあげてみよう。
子どもの頃は、
みかん(静岡ですから)りんご、梨、桃、ぶどう、柿・・・
ってなところでした。


最近はスーパーにも
アボガド、マンゴー、キーウィ、グレープフルーツ、洋梨・・・
昔は「くだもの屋」にしかなかったものも、売っていますねぇ。


柿は昔話「かにむかし」にも登場しますね。
う〜ん・・・
あと昔話に出てくるくだものって
梨「やまなしもぎ」
栗「かにむかし」
ぐらいしか思い当らない。


柿は日本の特産種で、野生のものを人々が改良を加え、
土地にあったものを栽培してきたものだそうです。
渋柿は干し柿にして、甘柿は貴重品として重宝がられ、
熟れ過ぎた柿は醗酵させて、柿酢にと
人々の生活の中に浸透していました。


柿の木は子どもの木登りの木としても
親しまれてきました。
「子どもが木に登らなくなったら、柿の木が実が極端に減った」
といったこともあるらしい。


この本は樹齢80年の柿の木を
同じアングルで1年通して撮影したもの。
一つの季節に7枚の写真。
7×4、28枚の写真にすべてに、短い文章が添えられている。
自然と人、時代を見つめる柿の木。
一枚、一枚の写真から、柿の木のメッセージが聞こえてくるようだ。



「柿の木」


宮崎学/写真・文
偕成社   1200円(本体)
小学中学年〜



柿の木には、何故か夕日が似合うような気がするなぁ。




「pata-ponのアドベントカレンダー

12月8日(金曜日)