強運の持ち主

占いって、信じる?
私は、いい事だけ信じる。
だってぇぇぇ…



街角や「占い館」?みたいなところで
運勢とか手相とか見てもらったことありますか?


地下道なんかでみかけると、
ちょっと、ソソラレルんですけれど
なんだか通りすがりの人達に見られている気がして
勇気無し。
さりとて、ビルの一角に色々な占い師が集まって
薄暗いなかで占っているのも、
なんだか妖しくて
勇気無し。
なので、私は今までお金を払って運勢を見てもらったことは
ありません。



吉田幸子は上司との折り合いが悪く、
勤めていた会社を半年で辞めた。
何か働かなくては・・・と、
占い師のアルバイトを始めた。


所長のジュリエ青柳は
「占いは当るも八卦、当らぬも八卦
などと呑気なことを言う占い師。
不安になりながらも、
なんとか日々を積み重ね
ルイーズ吉田(吉田幸子)は
占い師として一人立ちする。


え〜っ!占いってこんなにいい加減でいいわけ?
なんて私は思いますが、
つまり、占い師って
来た人の心をわかってあげて、
ちょっと後押ししてあげる仕事のような気がします。
だって、絶対当る占いなんかがあったら、
人生楽しくないもんね。


ルイーズ吉田の占った4人の相手
小学生「ニベア
女子高生「ファミリーセンター」
関西弁の男子大学生「おしまいの予言」
・・・・「強運の持ち主」
ルイーズ吉田を中心にした短編集。


軽くていいです。
はい。
テレビドラマを見ているみたい。



「強運の持ち主」


瀬尾まいこ/著
コイヌマユキ/装画



コイヌマユキのイラストがかわいい。