レモン・ドロップス
中学生や高校生の頃って、なんだか気持ちが不自由で、
一生懸命やればやるほど空回りしちゃう時がある。
力の入れ方の加減がわからなかったりして、
回りから浮いちゃったりもする。
中学3年の大沢美希は、気持ちを落ち着けるために、
レモン・ドロップスをなめる。
親友の綾音の王子様との恋。
おじいちゃんとおばあちゃんの恋。
お父さんとお母さんの恋。そして、真希お姉ちゃんと坂口くんの恋。
自分のスタンスに戸惑いながらも、毎日を生きる美希がいい。
今思い出すと赤面しそうな、昔の恥ずかしい自分が重なる…
物語に出てくる
梶井基次郎の「檸檬」
ボブ・ショウの「去りにし日々の光」を読みたい。
「レモン・ドロップス」