まるで  てんで  すみま  せん


□の上の△の左斜め上
そこに
見えないくらい小さな  .  がいます。



1985年に童話屋から出た作品の
デザインを変えての復刻版です。


「まんまるとまんまる」
「てんのはなし」
「さんかくとしかく」
「まっすぐなせんとぐにゃぐにゃなせん」


四つの話が入っています。


・しあわせいっぱいの、まんまるたち。
 本当に幸せ?
 本当の幸せって、自分で決めること?


・てんは誰にも見えないくらい小さい。
 居るのか?居ないのか?
 でも、確かに居ます。


・おこりんぼの△、どっしりとした□。
 いつも、プンプン怒っている△。
 △は△なことが大嫌い?


・ピンピンとぐにゃぐにゃ。
 どっちが暮らしやすいかなぁ?
 性格の違う「線」同志は同居可能?


佐野洋子さんの物語って、
ナンセンスなようでナンセンスでないところが
ちょっと、スルドスギ。
絵本なのに人生を語ってるぅ・・・・
って思うのは、
私が歳を重ねたからかなぁ?



「まるで  てんで   すみま   せん」

佐野洋子/文
長新太/絵
偕成社    1400円  2006年9月初版




これは「てん」のおそうしき。