なんでもやのブラリ


あなたが  くれたら、
わたしも  あげる。
あげてくれて、
ありがとう。



こういう話って大好きなんだよねぇ。
山口マオの絵もけっこう好き。
この、しろい、猫耳の人?って
よく登場してくるような気がする。


白い大きな袋をしょった、ブラリの商売は
なんでもや。
なんでもやは、旅をしながら
お客さんに「ふさわしいもの」を
取り揃えます。


お客さんに呼ばれると
ブラリは白い袋を地面に置きます。
すると、袋に顔が現れて
「あなたが  くれたら、
   わたしも  あげる。
   あげてくれて、
        ありがとう。」
と、袋がしゃべります。
そして、物々交換で
お客様に「ふさわしいもの」
が袋の中から出てきます。


どんな大きいものでも、
出たり入ったり。
メリーポピンズのバッグを思い出すなぁ。


その様子を見ていた
クロコダイルきょうだいの
クラウドとモンド。
どうしても袋が欲しい二人は
ブラリにピストルを・・・・。


さあ、大変!



「なんでもやのブラリ」


片平直樹/作
山口マオ/絵
教育画劇    1200円
小学生〜



「欲しいもの」じゃなくて
「ふさわしいもの」が出てくるんだよん。

「かんしゃ   かんげき   まいどあり!」