ざらざら

先週の日曜日、
NHKの「週刊ブックレビュー」に
川上弘美さんが出ていました。
川上弘美さんって、大人の女って感じだわぁ…




初めて読んだ、川上弘美の小説は
センセイの鞄
その後、川上弘美にはまりました。
「蛇を踏む」「溺レる」「椰子椰子」……まぁ、ほとんどの作品は読んでいます。


「ざらざら」は「クウネル」の連載を中心にまとめた、短編集。
川上弘美の小説は、
すご〜く現実離れしたタイプのものと
日常的なものと二つのタイプがある。
私は、どちらも好き。


「ざらざら」は日常的なタイプだね。


愛しくて、切なくて、優しい。
そんな短編小説集。



「ざらざら」


川上弘美/著
マガジンハウス 1300円   2006年7月20日発行


高校生以上



わーっ!と、盛り上がるんじゃなくて
じわじわと、浸みる感じ。


「ざらざら」というタイトルとは裏腹に
しっとりとした、短編集です。