どんなかんじかなあ
もしも、自分が〇〇〇だったら
どんな感じかなぁ…
と考えてみよう
今日は下北沢に来ています。
横浜にある「りんごの木」主催の保育セミナーに参加しています。
午前中、中山千夏さんの講演を聞きました。
中山千夏さんは、名子役、女優、歌手、政治家、小説家、エッセイスト、ウーマンリブ(最近はフェミニズムかな)…
と、たくさんの顔を持っています。
そのうえ、絵本まで出すなんてなんてマルチな人なんでしょう!
今日の演題は「わたしがわたしであるために」です。
聞いていて「うん、うん、そうそう」と頷くことしきり。
また「なるほど、そうだったのか」と発見することしきり。
とっても“当たり”な講演でした。
本当は講演会レポートを書きたいくらいですが、長くなり過ぎるのでやめておきます。
てなわけで、中山千夏さんが出した6冊の絵本の中から、
今年の「絵本日本賞」を受賞した絵本を紹介しますね。
ひろしには、いろんなともだちがいます。
まりちゃんは、目が見えない。
さのくんは、みみがきこえない。
ひろしは、目を閉じて感じてみます。
耳栓をして感じてみます。
どんなかんじかなあ…と。
きみちゃんは、お父さんとお母さんがいない。
でも、お父さんとお母さんをなくす訳にはいきません。
だから、ひろしはきみちゃんにどんな感じが聞いてみた。
そして、今度はきみちゃんがどんな感じかやってみました。
動けないって、どんな感じ?
ひとこと、大人的に解釈すれば「障害を考える」絵本とも言えますが、
そんなに、浅い絵本ではありません。
ぜひとも読んでみてください。
中山さんは講演の中で、
「自分が子どもの頃読んだ、絵本の中の教訓めいた事はほとんど覚えていません
大人が読み取ってほしいと思っていることではないことを感じています。
この6冊は、自分が子どもだった頃を思い出して、
テキストをかきました。」
と、おっしゃっていました。
さあ、この絵本…どんなかんじかなあ
「どんなかんじかなあ」
中山千夏/作
和田 誠/絵
自由国民社 1500円
「りんごの木」はこちらです↓
http://www.lares.dti.ne.jp/~ringo/