たなばた


やっぱ、これだよねぇ
今日は。


この絵本では、天の川は最初は地上にあったことになっています。
あらためて読み返すと、「たなばた」のお話も
色々な形で再話されているんだなぁと思います。


七夕伝説はもともと中国から日本に伝わった神話です。
織物の上手な天帝の娘、織姫(こと座のベガ)と
牽牛(わし座のアルタイル)の話です。


紹介している絵本とは少し、内容が違いますが、
そちらのお話もちょっと紹介しちゃいますね。


天にかかる天の川を挟んで住んでいた織姫と牽牛。
働き者の二人を天帝は出会わせ、結婚させます。
ところが、結婚したとたん、織姫は牽牛との暮らしの楽しさに
織姫は本来の天職を忘れ仕事をしなくなってしまいます。
天帝はそんな二人を戒めるため、織姫を以前の場所に連れ戻します。
天の川の西と東に離ればなれになってしまった二人は
悲しみますが、天帝には逆らえません。
そして、以前のように仕事に精を出し、
一年に一度、7月7日だけ会うことを許されます。
しかし、雨が降ると川の水かさが増して会うことができません。
そんな時は、どこからともなくカササギが飛んできて、
天の川に橋を掛け、二人を出会わせてくれます。


ちゃんちゃん!おしまい。


あなたの記憶しているお話はどっちでしょうか?


「たなばた」  こどものとも傑作集

君島久子/再話
初山 滋/絵


福音館書店   743円
4歳〜


七夕のお話とは関係ないけど、こんな楽しいお話もありかも。
子どもたちが、幼稚園の七夕飾りに「天の川で泳ぎたい」
って書いたら、天の川からお迎えが来ちゃってさ。
みんなで、泳いじゃうわけね。
七夕の日のお願いにはピッタリかもね。

「たなばたプールびらき」
中川ひろたか/文   村上康成/絵
童心社  1300円  3歳〜