ホテルカクタス

「ホテルカクタス」という、
古いアパートに住む
帽子ときゅうりと数字の2。
三人の友情の物語。

アパートなのに、ホテルカクタス。
2〜3年位前だったかに観た「ホテルヴィーナスト」と同じだね。
そう、アパートなんですけれどホテルなんです。



出会い、恋、旅、音楽、事件、別れ…など、
帽子ときゅうりと数字の2。
全く性格の違う三人の日々が淡々と綴られた、
日記のような物語。


物語に合った、挿画がさらに物語を引き立てて、います。
豊富な挿画は、まるで絵日記のよう。


江國香織さんの小説には、
ありえないことを、さらりと信じ込ませる力があるような、
気がします。


だって………
帽子ときゅうりと数字の2なのよね。


「ホテルカクタス」

江國香織/著
佐々木敦子/挿画
ビリケン出版 1500円

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