のぞく
人差し指をなめて
障子につっこむと
障子紙に穴が開くでしょ。
それから、中をのぞくわけ。
昔はどの家にも必ず障子がありましたよね。
最近はおしゃれな家が増えて、
障子がある家って減ってきているかも・・・。
人は穴や隙間を見ると、
どうしても覗きたくなるのは人間の性?
土管、マンホール、窓、幕にあいた穴、防波堤のむこう、釣り鐘の中……。
ついつい覗いてみたくなるような写真としかけの穴。
ユーモラスな写真と文、
さらにイラストに穴開きのしかけと、
なんともよくばりな絵本。
ページに開いている穴をついつい覗いてしまう私なの。
「のぞく」
天野祐吉/文
後藤田三郎/写真
大社玲子/絵
福音館書店 1400円 2006年5月31日発行
5歳〜