変なお茶会

今ふうに言ったら、
「セレブなお茶会」
っていう感じかしらん・・・。


横浜に住んでいる、カメタロウ-オオイワのところに
「ゼヒホンネンモ ウチソロイテ オイデクダサルオマチシテイマス」
という招待状が届きました。
その他、世界のあちこちから、
いろいろな人たちが、
いろいろなところから、
いろいろな乗り物に乗ってやってきます。


カメタロウ-オオイワは電気自転車で
理髪師スミラ君はゾウで
デュブウ夫妻は自慢の飛行機で
あんな人たちが
あんなところから
あんな乗り物に乗って
来るわ、来るわ、大の大人がぞろぞろぞろ・・・。


みんなが集まり森を抜けていくと
もう、お茶会の準備ができています。
やがて、月が昇りいよいよその時がやって来ました。
お待たせしました!
再会を祝いながら、お茶会の始まりです。


みんなはいったい、何を飲むために、
山越え、海越えやって来たのでしょう?


「変なお茶会」
佐々木マキ/著

絵本館   1000円


5歳くらいからかなぁ。
でもかなり、大人好み。
我が家の娘たちは好きでしたでれどね。


まるで「原色のぬりえ」のような独特の絵がいい!
外国のようなのに、「和」の気配がするところがまた、いい!
新しい感じの絵と古臭い言い回しの文の取り合わせがさらに、いい!
カバーをはずすと真赤な表紙を裏腹に、
山葵色の渋い布張りの本が出てくるところがもっと、いい!
ようするに、かなり私好みの絵本です。