みどりいろのたね
なまけものの、まあちゃん。
でも、こんな素適なことが起こるなら
なまけものもすてたもんじゃないね。
まあちゃんのクラスは畑にえんどうまめのたねを蒔くことになりました。
先生からたねをもらいます。
そしてみんなで畑にたねを蒔きました。
まるくて、ちいさくて、みどりいろのたね。
その時、まあちゃんはこっそり舐めていた「メロンあめ」も
たねと一緒に埋めてしまいました。
みんな畑に水をまいて、一生懸命お世話します。
でも、まあちゃんはなまけものなので、
ちっとも水をあげません。
土の中のたね(メロンあめ&えんどうまめ)
はどうなっているのでしょう?
収穫の時になりました。
ぜんぜん水をやらなかったまあちゃんのえんどうまめも
なぜかちゃんと実っています。
その上、まあちゃんのえんどうまめは他の子のものより
つやつや輝いています。
どうしてでしょうか?
不思議ですね。
「みどりいろのたね」
たかどの ほうこ/作
太田大八/絵
福音館書店 1200円
4歳〜