ブライディさんのシャベル

知らない土地、
新しい生活に
あなたなら何を持って行きますか?

1800年代にヨーロッパからアメリカに移民した人たちは、
みんな何を持って船に乗り、
海を渡っていったのでしょう。


この話は1856年の話・・・
納屋にあった、たった一本のシャベルを持って、
海を渡ったブライディさん。
シャベルは、
揺れる船の中では体を支えてくれた。
船から降りるときには荷物を吊るした。
仕事をみつけた時も一緒。
裏庭に花を植えた。
雪に細い道をつけた。
結婚し、子どもが生まれ、
その後もブライディさんはずっと一本のシャベルと一緒。
でもある時、落ちた雷で納屋が火事になり、
シャベルはもちろん、ブライディさんはたくさんのものを失ってしまいます。

焼けてしまった、ずっと一緒だったシャベルを、
そのあとブライディさんはどうしたのでしょう・・・。


シンプルに生きる、一人の女性を描いた絵本。
毎日、淡々とした営みを積み重ねる、
ブライディさんとシャベルの新天地(人生)開拓のお話。


大人と子どもでは、感じる部分が違うんだろうね。


「ブライディさんのシャベル」

レスリー・コナー/文
メアリー・アゼアリアン/絵
千葉茂樹/訳


BL出版    1300円

小学中学年〜


遠い昔ブライディさんの選んだシャベルは、
納屋に吊るしてありました。

私は何を持っていくんだろうなぁ…
なかなか、難しい問題だなぁ。
う〜ん、とりあえずこのブログを続けるなら、
携帯電話になっちゃうなぁ。(トホホ)