11の約束―えほん教育基本法
「教育基本法」って、読んだことある?
変えた方がいいと思う?
実際に原文を読む機会ってなかなかないですよね。
おまけに、「条文」って難しい言い回し?でどうもすっきり頭に入らない。
それは、私が読解力に欠けるから?
最近、日本の子どもたちの学力の低下が騒がれて、
本屋(百町森ではない)に「フィンランドメソッド」なんていう本が並んでいたりします。
う〜ん・・・。
「学力の向上」ってそんなに大切なのかなぁ。
それって、なんか結果としてついてくるものじゃないのかなぁ?
って思うんだけれど、間違ってる?
「教育基本法」の改正といいますが、
今の基本法が十分に守られ、実行されているのでしょうか?
条文をやさしい言葉に置換えた
「教育基本法」の読み解き絵本。
巻末の伊藤さんと池田さんの「読み解きを終えて」
という対談では、基本法が出来る過程や教育の変遷などにも話が及び、
かなり、興味深い内容になっています。
私は「大正新教育」というのに興味津々です。
子どもは「先生を選ぶ自由、教材を選ぶ自由、時間割の自由、場所の自由」
を持っていたそうです。
「学習指導要領」をコロコロ変えて、
子どもたちを弄ばないでほしい。
もう一度、立ち止まって考えて見るきっかけに
この絵本をおすすめします。
「11の約束―えほん教育基本法」
伊藤美好・池田佳代子/著
沢田としき/絵
ほるぷ出版 800円 2005年4月第一刷発行
小学高学年〜老若男女
原文 1条(後略)
第1条 教育は、人格の完成をめざし、
読み解き 1条(後略)
教育はめざします。
一人ひとりのうちにめばえたものが大きく育ち、
それぞれに花ひらくことを。