バムとケロのさむいあさ


今年の冬は寒いっ!
近くの池で誰かが凍りついているかも…



お馴染みバムとケロのシリーズ。
「日曜日」「そらのたび」「さむいあさ」「おかいもの」と4冊出ています。
子どもから大人まで、幅広い年齢層に人気のシリーズです。
ストーリーはどれも、わかりやすいので3才ぐらいから大丈夫。
このシリーズの人気の秘密は、絵の中にお話がいっぱい隠れていること。
色がきれいなこと。
すごーく、たくさんの色が使われているのに、
全体が均一な感じで落ち着いています。
不思議なキャラクターがいっぱい出てくる。
バムは犬(たぶん)ケロはかえる(たぶん)だよね…。
でも、「おじぎちゃん」は?「ヤメピ」はなに?
登場するキャラクターにはすべて名前がついているみたいです。
名前のヒントも絵の中に隠れています。
家具やその他の小物たちもみ〜んな、欲しくなるようなものばかりです。


とにかく、1ページ、1ページから遊びが溢れ出してきます。
寒〜い日はこたつに入って、親子で「バムとケロの秘密捜しゲーム」なんてどうかしら?
我が家では数年前この遊びが大ブレイクしました。



「バムとケロのさむいあさ」

島田ゆか/作

文溪堂    1500円

3歳〜みんな


バムケロが我家で大ブレイクした頃、
このシリーズの原画展をやったことがあります。
ほとんど原寸で描かれている原画は、カーペットの起毛まで
描き込まれていました。
印刷技術もそうとう進んでいますが、
やはり、原画には負けるんですねぇ。
この絵本、絵の回りが額装のマットのようになっているでしょ、
そこは、印刷で処理しているのかと思ったら、
ちがうんですよ!
ちゃんとベタで塗ってありました。
素晴らしい技術です。はい。

原画もこの通りに描かれていました。