てのひらのほくろ村


昨日は泣き過ぎたので、

今日は抱腹絶倒の自伝にしました。

電車の中では読まないでね。

クスクス笑いで怪しまれます(笑)


絶版になっていたものが昨年、新に増ページされて再出版されました。

昨日のリーリーさんより、時代はふた昔ぐらい前に遡ったころ。

場所は静岡県浜名郡浜名町小野口村小松。(現在の浜北市

なんだかすご〜く田舎な感じ・・・。

その絵を見ただけで、

スズキコージさんが強烈な個性の持ち主であることはお解り頂けると思います。

一番初めの記憶は、産湯を浸かっている時ではないか・・・

などとコージさんは言っています。

その、産湯から小学校卒業位までの笑わないではいられない日々を綴ったエッセイ。


あとがきよりご本人にこの本を紹介して頂きましょう!

ここに、
恐れ多くも、
稚拙な、
そして、
すぐれた教養に満ちあふれた、
自己流の文章で書き連ねたことは、
初めは、
友人たちにしゃべっていた話で、
まさか一冊の本になるとは、
思ってもみなかったのです。


アイヌの民話や神話のように、
しゃべって伝わることで、
それでよしと思っていたのです。
―中略―
何回も読み返すうちに、
自分でも笑っているのに気がつきました。
―中略―
要するに、
笑いの泉のようなものがあるので、
気に入りました。


本当に笑える!笑いの泉で溺死寸前です。

コージさんもさることながら、彼を取り巻く回りの大人や子どもたちも相当強烈。

この幼児期にしてこの人ありと納得です。

「東京タワー」が小倉弁なら、こちらは遠州弁丸出しなのです。

さあ、あなたも笑いの泉で溺れてみませんか?


「てのひらのほくろ村」

スズキコージ/著

架空社    1500円

ヤングアダルト


巻末の小学1・2年の時に書いた絵日記が、これまたすばらしい!
もう、この頃からすでにコージズキンしています。