東京タワー


大ベストセラー、150万部突破!

ああ、また手を出してしまいました。



今、巷で話題のリリー・フランキーの自伝「東京タワー」

この本は出た時から気になっていて、買おう買おうと思っている間に

あっという間に話題沸騰!

やっと、買ったのが去年の12月でした。

その時にはすでに15刷も版を重ねていました。

そして、休日の昨日、深夜まで読みふけりやっと読み終わりました。

いやぁ、泣かせていただきました。

お蔭で今日は目が腫れちゃいました。トホホです。

いつも、バラエティー番組に出演されているゆる〜い、エロ〜い感じのリリー・フランキーさんしか認識のない私でしたが、

この本を読んだら、彼を見る目がすっかり変わってしまいました。

あぁ、あの優しい感じは母親にちゃんと愛されたからなんだなぁ・・・

とか、この人の多彩な活躍はあの時代があったからなんだなぁ・・・

とか、時々なのにオトンの存在も大きいなぁ・・・などなど。


サブタイトルの「オカンとボクと、時々オトン」の通り

ボクが物心ついた3歳から、オカンが亡くなるまでの

「オカンとボク」の物語でした。

約450ページですからなかなかの文章量ですが、一気に読めます。

かなり重たい内容のはずなのに、リリーさんの文章のお蔭で読後は爽やかでさえあります。

「オカン」として読むか、「ボク」として読むか、はたまた「オトン」として読むか・・・・

私は「オカン」になったり「ボク」になったり行きつ戻りつして読みました。

どうしても、「オトン」にはなれなかったなぁ。

「オトン」は私が経験した事がないからだね、きっと。



「ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる。」


「五月にある人は言った。」



この本、映画化されたら絶対観に行きたい!

オカンの女優は、大竹しのぶがいいなぁ、もう少し若い頃なら深津絵里かなぁ。

ボクは、岡田よしのり・・・?    オトンは誰かなぁ・・・・


「東京タワー」
オカンとボクと、時々、オトン


リリー・フランキー/著

装丁・挿画・撮影/中川雅也

扉題字/中川弘治


オトンもやるねぇ!

今夜は「博士の愛した数式」の映画を観に行く予定です。