がんばれ さるの さらんくん


48年前の絵本が復刊されました。

これが長新太さんの絵本デビュー作です。



私が生まれた頃にはすでに長さんはこんなにすばらしい絵を描いていたんですね。
あっ、私の年齢が…

まあ、それはさておきこの絵本です。

たぶん誰もが知っている長さんの絵とは随分違うタッチで描かれています。

長さんといえば大胆ではっきりした色使いというイメージですが、

細かく細かく描き込んだ線画に多分(私の想像)水彩で色付けしています。

たくさんの動物たちが、いろんな楽器を持って練習しています。

どのページも隅々まで描き込まれていて表紙も含めて何度見ても飽きません。

長新太ファンは必見!です。


長さ〜んっ!


何年前だったかなぁ…
某絵本専門店(百町森じゃないのが残念)のセミナーで、
Tシャツの背中に大きなねこの絵付きで長さんにサインをもらったことがあります。
お気に入りでよく着ていたので、首回りがすっかり擦り切れてしまいました。
まだ大切にとってあるので、リフォームして、今度はトートバッグにしてみようと思っています。


あぁ、それにしても…長さ〜んっ!


なのよ。




「がんはれさるのさらんくん」

中川正文/作

長新太/画


福音館書店 743円

3歳〜



動物園が火事!
よーく見るとゾウが鼻で消火活動に参加してる。


絵本のストーリーについて、まったく書くのを忘れていました。
ごめんなさい!


動物園に来たお客さんに喜んでもらうために、
動物たちでオーケストラをつくって演奏することになりました。
注文した楽器が届き、さるのさらんくんはトランペットに決まります。
でも、さらんくんはトランペットがちっとも吹けません。
でも、一生懸命練習した甲斐があって上手になりました。
上手になったさらんくんはどこに行く時もトランペットを持って行きます。
ある晩、動物園が火事になってしまいます。
大変!さらんくんは大切なトランペットを動物園に忘れてしまいました。
燃え盛る火の中に飛び込んで行った二つの影。さあ、どうなるのでしょうか…

こんな風にストーリーを書くと、アクションものみたいですが、
48年前らしい、ゆったりした感じも捨て難い。
でも、ページ数の割に展開が速いお話です。
ちなみにページ数は20ページです。


では、また明日(^-^)/