むかしむかしあるところに


昔話の始まりの定番のせりふ。
むかしむかし あるところに
おじいさんとおばあさんがありました。



花咲かじじい

舌切り雀

めずみのよめ入り

さるかに

かちかち山

たにしの出世

浦島太郎

桃太郎

誰でも知っている八つの昔話が載っています。

不思議なもので、「むかしむかしあるところに・・・」

と聞いただけですぐに話に引き込まれてしまうのは、DNAのせいでしょうか?

昔から語り継がれてきた物語はそれだけでお話に力があるような気がします。

本になっている昔話は「再話」というかたちで出版されるので、

再話者によってそのお話の雰囲気はずいぶん変わってきますね。

てのひらサイズのこの本はちょっことバッグに入れて持ち歩けるので、

小学校などに読み聞かせ出かける時もよく持っていきます。

初対面の子どもたちに一番安心して読んであげられるのは昔話のような気がしています。



「むかしむかしあるところに」

楠山正雄/再話

童話屋   1250円   189ページ