絵くんとことばくん


言葉だけだと何だかわからなくても、
絵が付くとよくわかることって結構多いよね。



よく「目は口ほどにものを言い」といいますが、
まさに「絵は言葉ほどにものを言い」なのです。
いや、それ以上かもね。


福音館書店の小学生向け月刊誌「たくさんのふしぎ」の傑作集が出ました。
月刊誌で出た時には、B3ぐらいのポスターが付いたけど…ちょっと残念。
お小遣の値上げをテーマにポスターを作ってみよう!
という話しなんだけど、面白くてさらに、勉強になる。
「絵」と「言葉」が登場して、あーでもない、こーでもないとポスター作りを進めていきます。
ディスカッションを繰り返して、ナント!15ものパターンを作り出します。
広告業界で言うプレゼンテーションって感じですね。
キャッチコピー、イラスト、本文コピー、レイアウトと広告作りそのものです。
この本を読んで、コピーライターやグラフィックデザイナーになりたくなる子も居るかもね。


二十代の頃、広告関係の仕事をしていたので、その頃の事をちょっぴり懐かしく思い出しました。


この本を作った二人は元「広告批評」(二十代の頃よく読んでいた)の編集に関わっていたんだから、
まっ、まさにプロフェッショナルなお仕事ですね。


「絵くんとことばくん」

天野祐吉くん/作

大槻あかねくん/絵

福音館書店    1300円

小学中級〜


我が家には月刊誌付録のポスターが当時貼られていました。
お小遣を値上げしたかって?
さあ、どうでしょうね。