ウォルドルフ人形の本

羊毛と綿、一針一針丁寧に刺して作る。

100%自然素材でできた、

世界にたった一つ、自分だけのお人形。



私のライフワークの一つ、ウォルドルフ人形を紹介します。

この本を翻訳した佐々木奈々子さんの講習会で16年前に初めてウォルドルフ人形を作りました。

どんな人形を作るのかもよく知らないで誘われるままに講習会に参加しました。

ふわふわの羊毛を手の中で丁寧にまるめてボールを作る作業は、日常のごたごたした事を忘れてしまうほど心安らぐ作業でした。

元々手づくりは好きな方ですが、完成したウォルドルフ人形のかわいらしさ(自画自賛)にすっかりはまってしまいました。

その後、「子どものため」という口実のもとにこの本の中で紹介されている人形たちを次々に作りました。

本当は自分が作りたかったんですけれどね。

以来羊毛の手仕事にも興味が広がり、草木染めや糸紡ぎ、フェルト作りも一通りやってみました。

人形作りや羊毛の手仕事をしている時間は私の大切な安らぎの時間です。

子どもの小さい頃の思い出とともにいつまでも残るウォルドルフ人形は、

我家に3人、長女の人形はアンナちゃん、次女の人形はドロシーちゃん、三女の人形は  はるかちゃんです。

アンナちゃんは長女と一緒に旅立って、今東京で暮らしています。

アンナちゃんは佐々木奈々子さんに教えて頂いて初めて作ったウォルドルフ人形です。

あの時、作っておいて本当によかった。

この本に出会って私の人生の楽しみが増えました。





「ウォルドルフ人形の本」

カーリン・ニューシュツ/著

佐々木奈々子/訳

文化出版局    1553円  1986年初版


手作り好き・子ども好き・人形好き・子どもと共通の思い出作りをしたい人。




目や口を小さく点のように表現した布の人形は、

子どもの空想の中で、泣いたり、笑ったり、あくびをしたり、

目をつぶったり、歌をうたったり、舌を出したり、

あるいは寂しそうにも見えます。(本文中より)

今年1月6日生まれのウォルドルフ人形。
昨日、4才の女の子のお誕生日のお祝いに旅立っていきました。
どんな名前をつけてもらうのかしら。


☆お人形がよく見えるように画像を大きくしちゃった。へへへ・・・