コラージュ・ブック

コラージュは感性を新鮮にする技法。

生きていることを楽しむ絵画。


―本文より―



今年やりたい事の一つにコラージュがあります。

カンバスに絵を描くなんて技は持っていませんが、

切ったり、貼ったり、縫ったりするなら出来そうな気がします。

まっ、気がするだけかもしれませんけれどね。


静岡県伊豆高原に住んでいる宮迫千鶴さん。

流木や石、枯れ葉や蔦、木の実、大好きな場所や大切な場所で集めた「すてきなかけら」をアトリエでコラージュする。

読んでいるだけで感性が新鮮になってくる。

特別でない普通の素材と画材で誰にでもできると宮迫さんは言っています。

多分大切なのは常識にとらわれない発想と

お気に入りのモノに出会った時にそれを心にとめておくこと。

かなぁ・・・

でも、それが一番難しいかもね。


―目次より―

プロローグ     コラージュのある風景

コラージュをつくる

コラージュの生まれる場所   伊豆に暮らす

発想を育てる   楽しみながらセンスを磨く

道具のはなし

紙のコラージュ

段ボールのコラージュ

写真と紙のコラージュ

布のコラージュ

石と流木のコラージュ

アートを楽しむ    絵のある生活

創作の原点     インドのミラー・ワークから学んだもの

宮迫千鶴のギャラリー

宮迫千鶴のコラージュ   
イメージ人間の創る「見える詩」   文/谷川晃一

絵日記

エッセイ    自然のそばで描ける幸せ


写真がふんだんに使われていて、

画集でもあり、テキストでもあり、エッセイでもある。

よくばりな1冊です。

イメージを膨らませるためのヒントなどもあってやってみたくなります。


本文の中「布のコラージュ」で昔から糸を紡いだり織ったりする仕事は女の仕事だったため

女性が布に惹かれるのはDNAに組み込まれているせいらしい・・・とあります。

そういえば、(プロは除いて)布を使った手作りを楽しんでいる人って女の人が多いですよね。

今年中のいつか、作品ができたら日記で公開しちゃおうかな。

加齢とともに鈍くなってきた感性に新鮮な風を送るために

とにかく、やってみるぞ〜っ!

と、実はこの本を手に入れた2002年5月から思っています。



「絵のある生活/コラージュ・ブック」

宮迫千鶴/著

NHK出版 1500円   (109ページ)

絵のある生活をしたい人〜もの作りを楽しみたい人

伊豆高原の空気に触れたい人もどうぞ!


私は女のDNAに従って布のコラージュがやってみたいなぁ…