ふくろうくん

ふくろうくん、“こんもりくん”の正体、何だかもうわかった?



初版1976年の絵本。

ず〜っと読み継がれているんですね。


「おきゃくさま」

「こんもりおやま」

「なみだのおちゃ」

「うえとした」

「おつきさま」

の五つのお話が入っています。

マイペースで心配性のふくろうくんの、可笑しくてとんちんかんな暮らしぶり。


ある晩、ドアを叩く音に開けてみればお客さんは“ふゆ”でした。

ふくろうくんはもてなそうと招き入れました。さあ、大変!何と言っても相手は冬ですから…

またある晩は寝ようと思ってベッドに入ると、なんと!足元に謎の“こんもりくん”が出現!

気になって気になって、もう眠れません。現れたり消えたりする、こんもりくんの正体はなに?

しょっぱい味の涙のお茶が好きだったり、心配性の余り階段の途中で眠ることになったりとふくろうくんの夜は過ぎていきます。


夜のお話だからなのか、かなり可笑しいのに大笑いにはなりません。

味わい深いふくろうくんのキャラにはまります。



「ふくろうくん」

アーノルド・ローベル/作

三木 卓/訳

5歳くらい〜

文化出版局



我が家はストーブだけど

ふくろうくんの家は暖炉なのね。