七歳までは夢の中

遠慮しないでいいんです。

子どもをもっとかわいがろうよ。

ねっ!


その日の気分で書いているこの日記。

統一感がなくてどうも・・・・


二日前に紹介した「ぼうし」にコメントを寄せてくださった、

翻訳者の松井るり子さんと出会ったのはもう、十年近く前のことです。

ちょうど、るり子さんが「七歳までは夢の中」を出された頃です。

ウォルドルフ人形を作っていたこともあって、

シュタイナー教育」というものにも興味がありました。

私はその頃、自宅近くの絵本専門店でパートタイムで仕事をしていました。

この本が出版された時に表紙の美しいにじみ絵とタイトルに一目惚れして買いました。

そして、簡潔でわかりやすいるり子さんの文章に引き込まれ一気に読んでしまいました。

巻末のシュタイナー関連書籍の紹介の所に私が作っているウォルドルフ人形の師、

佐々木奈々子さんの本が紹介されていました。

好きな本を書いてくれた(描いてくれた)作家には会いたくなってしまう私は、

早速、「講演会をやろう!」と思い立ち、るり子さんにお手紙を書きました。

あぁ、懐かしいあの頃・・・・。

本を紹介せず思い出にばかり浸ってしまいました。

講演会でマイクを使わずに、優しい声で静かにお話くださったことを今でもはっきりと覚えています。

あの時のるり子さん声も、会場の空気までもしっかり思い出す事ができます。

200人近くの人たちの優しい気持ちが会場を包み、あんなに心地良い気分の講演会は初めてでした。


さて、ブログに紹介したくなって改めて読み返してみると

いやぁ〜、本当にいい本だわ。

子どもたちが大きくなってしまった今となっては、

もっと、もっとかわいがってあげればよかったと反省することしきりな私です。

まったくねぇ。ちゃんと本と著者にまで出会っているんだから、もっと実践に生かさなくっちゃねぇ。

そうです。まだ小さい子どもが居る人はぜひこの本を読んで、

いっぱい、いっぱい子どもをかわいがってあげてください。



1994年7月に初版で出版されてから、

2005年3月までに23刷と版を重ねていたことに感動しました。

多くのお母さんに読まれているんですね。

上の写真、左は私が持っている初版本、右は23刷の新しい本。



「七歳までは夢の中」

松井るり子/著

シュタイナー教育に興味があってもなくても

子どもをかわいがりたいと思っている人に


学陽書房   1359円




初めてお会いした時にサインしていただきました。

また、るり子さんの声が聞きたくなりました。


忘れてた!昨日の答えは「さんしょう」さんでした。