ねこのホレイショ

かわいがられるのと、尊敬を込めて扱われるのと

どちらがいいかしら?



ケイシーさんの家の猫、名前はホレイショ。

ホレイショは灰色眉毛の突き出した、気難し屋でちょっぴり太めのおじさん猫です。

飼い主のケイシーさんは人間にも動物にも愛情深い人で、ホレイショにしてみれば、いい人過ぎる人。

迷子の子犬も、お隣りのウサギも、傷付いた鳩も、隣の家の子供たちも、

みんなケイシーさんの家にやってきて、ホレイショはなんだか落ち着きません。

ちょっとご機嫌ななめのホレイショはケイシーさんを困らせてやろうと外に出ていきます。

ケイシーさんが呼んでも知らんぷりを決め込みます。

そして通りに出て行くのですが、結果は予想外の展開で、

ケイシーさんの家ではなく、知らない家の地下室で一晩過ごさなくてはならなくなってしまいます。

ホレイショに何が起きたのでしょうか…


いつも尊敬を込めて扱われたいと思っていたホレイショですが、

一晩でちょっぴり表情が優しくなったのはなぜでしょう?



「ねこのホレイショ」

エリナー・クライマー/文

ロバート・クァッケンブッシュ/絵

阿部公子/訳


64ページ/小学生〜
1000円




ホレイショのいいお顔(^_^)