クグノタカラバコ


『クグ』は名前。
『ノ』は接続詞。
タカラバコ』は?



子どもの頃に集めた「たからもの」
お菓子の箱や、空き缶に入れた「たからもの」
小石や瓶のふた、お菓子のオマケなどなど・・・。


その後、どうしたのか覚えていますか?
だいたいいつの間にか無くなったり、
押し入れの奥深くに入ったきりになったり。


普通は大人になっていくとともに
忘れられていってしまうものがほとんど。
つまり「たからもの」→「がらくた」?かも。


クグはそんなたからもの(がらくた)を後生大事に保存して
博物館を建ててしまった人。
でも、この博物館は迷子にならないと行くことができない。


そんなタカラバコにクグの冒険の話を聞きに行こう。
クグの冒険はなんとも不思議な冒険。
冒険談を聞いたらガラクタがタカラモノに見えるよ。



「クグノタカラバコ


いとうひろし/作
偕成社    1000円(本体)