モモのこねこ


いぬは、ワンワン。
ねこは、ニャンニャン
我が家は、ニャーニャだったかな。



「やしまたろう生誕100年記念復刊」
ふるさとの鹿児島では「八島太郎生誕百年展」
が開催されています。
http://e-museum.jp/modules/news/article.php?storyid=1226


もしかしたら、アメリカで初めて認められた
日本の絵本作家なんだろうなぁ。
1956年コルデコット章次席・・・って私が生まれる前だわ。


私の住んでいた田舎だけかもしれませんが、
子どもの頃、道ばたに段ボール箱に入れられた
子猫や子犬が捨てられていました。
(今では考えられないけれど)


そんな捨てられた子猫を拾って家に帰る。
親に「よくやった!」と褒められることは無く、
「元のところに返しておいで」と言われます。


もちろん、私も何度となく拾って帰りました。
中学生になっても拾って帰りました。
そして、やっと我が家の猫にすることができました。


嬉しかったなぁ。
子どもって生き物を飼うのが大好き。
(今は大人が飼っている場合が多い?)


色々飼いましたよ、兎、犬、猫、文鳥、変わり種は山羊かな。
母親になってからは、兎、亀、猫、ハムスター、金魚、メダカ。
後の方は、私ではなく娘たちが飼っていたのですが。


思い出話はそろそろおしまい。
そう、そんな懐かしい時代を彷彿をさせる、
少女モモの心の成長と子猫の成長、そして娘への愛に溢れた絵本。


平和で淡々とした日常を思わせる絵本のストーリーとはかけ離れた、
著者、八島太郎の波瀾万丈な生涯も興味をそそられます。
近かったら「八島太郎生誕百年展」行ってみたい・・・。



「モモのこねこ」


やしまたろう・やしまみつ/作
やしまたろう/絵
偕成社   1400円(本体)