この猫は、只今いびきをかいて爆睡中です。
しっぽを撫でてもまったく反応無し。
小川洋子さんのエッセイです。
このエッセイを読むと、
小川洋子の小説が
ますます好きになってしまいます。
数学者と小説家は似ている。とか。
書き終わった時に「こんな話になるなんて思ってもみなかった」
と、思う作品が成功。とか。
シンポジウムや講演に行った時のこと。
大切なワープロのこと。飼い犬のこと。阪神タイガースのこと。
そのどれもが、文章を書くことにつながっています。
書くことへの情熱、執着、熱意。
さすが、小川洋子だなぁ。
あらためて、ファンになりました。
「犬のしっぽをなでながら」
小川洋子/著
集英社文庫 476円(本体)