てぶくろがいっぱい
そろそろてぶくろの恋しい季節。
去年のてぶくろどこにしまったかなぁ…
てぶくろって、けっこう無くなるんですよねぇ。
ネッドとドニーは双子の男の子。
お父さんとお母さんが旅行に出かけた留守中に、
遊びに行ってドニーは赤いてぶくろを無くしてしまいます。
次の日から噂を聞き付けた近所の人たちが、
次から次に赤いてぶくろを届けにやって来ます。
あっちからも、こっちからも、あんなところからも。
お留守番のおばあさんは驚きながらも、
ありがとうございます。と、受け取って
丁寧にたんすにしまいました。
で…さらに!
お父さんたちの旅行のお土産も、
赤いてぶくろっ!!!
もうっ!てぶくろがいっぱいっ!
さあ、こんなにたくさんのてぶくろ、
どうしますか?
『てぶくろがいっぱい』
フローレンス・スロボドキン/文
ルイス・スロボドキン/絵
三原泉/訳
偕成社 1200円(本体)
まるでてぶくろのように、
ぬくぬくとあったか〜いお話。