家族が作る自閉症サポートブック


こういうの、欲しかったんです。
できれば、もっと前に…
欲しかったーっ!




初対面の人と話すのは、誰だって不安。
そんな事は当たり前ですよね。
さらに、相手にコミュニケーションの障がいがあったりしたら、
お互いに不安な気持ちは倍増ですね。


自閉症』という障がいは特にわかりにくい。
誤解されたり、まわりの無理解が原因でパニックが起きたりします。
まわりが無理解なままパニックになったりしたら、
その後、本人との溝はますます深まってしまいます。


誰でもそうですが、やっぱり我が子は一番かわいいもの。
子どもにとって初めての人間関係に飛び込む時に、
まわりの人に我が子の特性を正しく伝えるのは、
家族の役割かもしれませんよね。


具体的に子どもの事を伝えるための方法として、
サポートブック作りが一つの手段として有効だと思います。
何てったって、その子の事を一番よく知っているのは親や家族ですから。


サポートブック作りのポイントや、実例。
実際に作る際のひな型のページや、事例集まであります。
ひな型は、サポートブックを読む側にとって、易しい作りになっています。
せっかく一生懸命作っても、読んで貰えなければ何の意味もありませんもの。



「家族が作る  自閉症サポートブック」
わが子の個性を学校や保育園に伝えるために


服部陵子・宮崎清美/編著
明石書店 1300円(本体)



過去に自閉症の方の支援をしていた時に、こんなサポートブックがあったら、
もっと、もっと早く彼と仲良しになれたのになぁ…。
彼とお別れする時に、後任の職員に宛てて自作のサポートブックを作って渡しました。
しかし、私の勤務先の施設には当時、そういう考え方がまったく無かったので、
多分…………だろうと思います。残念ながら。


彼、元気にしているかなぁ?
最近、ボランティアをご無沙汰していたから、
近いうちに会いに行こうかなっと。V(^0^)