くんちゃんのはじめてのがっこう
新一年生の皆さん。
学校はどうですか?
お母さんがいなくっても大丈夫?
はじめての学校って、親も子どもも緊張します。
どちらもドキドキですよね。
このくんちゃんのシリーズ、好きです。
学校に行くのが嬉しくって、
お母さんと一緒に歩きながら
みつばち、こうもり、ビーバーに
「ぼくがっこうにいくんだよ」
と自慢しているくんちゃん。
(かわいい♪)
そして、いよいよお楽しみの学校に到着。
やさしい先生が出迎えしてくれて、
くんちゃんは喜んで教室に入ります。
(かわいい♪)
あれっ?あれあれ?お母さんは?
えーっ!学校ってお母さんは一緒じゃないの?
いままで張り切っていたくんちゃんの気持ちは急にしぼんでしまいます。
(わかるよ。そうだよね。)
その後は、先生が質問するたびに
くんちゃんはどんどん小さく、小さく・・・。
小さくなってしまいます。
(そうだよね。不安だよね。わかる。)
さあ、くんちゃんはこのあとどうなっちゃうんでしょうか。
(心配だわ・・・。)
「くんちゃんのはじめてのがっこう」
ドロシー・マリノ/作
まさきるりこ/訳
ペンギン社 950円(本体)
くんちゃんのシリーズに登場する大人って、
静かで、穏やかで、包容力があっていいなぁっていつも思います。
くんちゃんがこんなにむじゃきでかわいいのは、
きっと、まわりの大人に守られているからなんだね。